BLOG
ブログ坂口拓主演「たくちゃんねる」の舞台裏に女優兼ライターの屋敷紘子が潜入!!まずはご挨拶!
『始まりに』
あなたにとっての「ワクワクした時間」って何ですか? 私にとっては「映画」がそれであった。その2時間が生まれて初めて触れた、最も近くて遠い“世界”であり、“体験”であり、最高に心踊るエンターテイメントだったのだ。
この数十年でそれらを取り巻く環境は随分変わったと思う。映画で言えば止まらぬシネコン進出と単館シネマの閉館、そして配信により自宅や携帯電話で、24時間好きな時に映画が観れる時代が到来。平成の間にテレビ全盛期もとうに過ぎ、今やテレビ番組よりもYouTube番組を好む若者も多いと聞く。
有名人本人がSNSを使い動画やメッセージを全世界に発信してくれる、そんな状況にも慣れてしまっている。こんなインターネット全盛期だからこそ、ここ「WiiBERブログ」で挑戦したい事がある。それは、言葉による娯楽体験だ。
例えば、「映画」。平成時代に育った人達も、大半が知らないと言うだろう。ほんの昔、映画は映画館か、テレビの映画枠、ビデオレンタルするか買うか(購入はバカ高かった)。好きな映画がテレビで放映されたらラッキーってなもんで、兄弟喧嘩を制覇しビデオ録画し、それを擦り切れるまで観るという。ビデオがほぼ死滅し、DVDやブルーレイ時代になった今でこそ、“スペシャルエディション6枚組、180分を越えるメイキング映像収録!! ”みたいな大盤振る舞いソフトもあるが、その当時はメイキングを観れるチャンスなど滅多に無く、銀幕のスター(昭和感凄いな、この表現)に恋した者達が貪る様に読んだのが、映画雑誌だった。
当時の私なら『スクリーン』や『ロードショー』。そこに載っている俳優のインタビューや撮影風景の記事なんかを片っ端から何十回と読み漁ったものだ。好きなページや写真は切り取り、スクラップしたり、下敷きに挟んだり。今思い返しても、映画に憧れ、恋していた時間だった。
映像で知れる方が、楽だし分かり易い。インターネットは情報で溢れており、何でも調べられる。便利だ。それは私もそう思う。しかし、大きく違う事が一つある。娯楽(エンターテイメント)を文章で体験する時、読み手はインタビュアーであり、読み手はその現場を追う取材者の目線になれる。その憧れの俳優、好きな誰かの、声色や表情を想像しながら、時にその場のヒリついた感じ、普段覗けない作品が辿る道のり、皆さんの元に辿り着くまでも。それを“言葉による娯楽体験”として、新たな時代だからこそ届けたいと思っている。
で結局、エンターテイメント製作を担う『WiiBER』って何なのかって?
……それは私にも分かりません(笑)、しかし分からなくて良いと思っている。時代の風をしっかり感じながら、これから彼等は自在に形を変えてゆく。皆さんにワクワクする時間を届ける為に。その進化の過程すら、見ていて楽しいものになると思うのです。
さぁ、ここから始まります。
「WiiBERブログ」担当 屋敷紘子拝
数カ月間 火曜 . 木曜 . 土曜 PM7:30 の週3回投稿にチャレンジします。次回投稿は18日!
カテゴリー
アーカイブ
おすすめの記事
- 映画『RE:BORN』公開2周年!影で支えた功労者に、今一度想いを馳せて。
- 坂口拓 漆黒のロン毛にしてるワケ!? 『坂口拓・下村勇二監督・太田Pに答えて頂きます!屋敷紘子の29ぐらいの質問』
- 『狂武蔵』効果音にこだわった音の世界とは!?音響効果技師”柴崎憲治”ロングインタビュー【後編】
- 大ヒット映画『キングダム』で坂口拓(左慈役)とアクション監督下村勇二が再タッグ。親友から戦友に変わった経緯とは!?『坂口拓・下村勇二監督・太田Pに答えて頂きます!屋敷紘子の29の質問』
- 坂口拓主演 『狂武蔵』製作裏側【”高温多湿”で埃まみれの現場】4人のフォーリーアーチストが凄すぎた!(足音編)
- 『活動報告 前編』 クラウドファンディングに参加された支援者様に *追撮理由 *編集に時間がかかった理由をご説明します。
- 【格言】今週の坂口拓
- 坂口拓が緊張した瞬間とは!? 下村監督の一ヶ月続いた血便と白い便、”死を覚悟した”極限の緊張状態だったあの時を語る!
- 『柴崎憲治』 音響効果技師 ロングインタビュー!日本映画、香港映画”音のオーダーの違い”とは!?坂口拓主演『狂武蔵』ドニー・イェン主演『SPL 狼よ静かに死ね』音の思考能力の違い。前編
- 坂口拓主演 映画 『狂武蔵』完成までの物語…下村勇二監督の仕事に対する向き合い方とは!? 「過酷な編集室②」