STORY
1%er (ワンパーセンター)、その道を極めることができた1%の選ばれし存在。
かつて一世を風靡した孤高のアクション俳優・匠馬敏郎は、実践的なリアルなアクションを突き詰めるがゆえに、映画業界から居場所がなくなり冴えない日々を過ごしていた。
ある日、弟子のアキラと共に自らアクション映画を撮影すると決め、廃墟となった無人島を訪れるのだが、島には傭兵集団達が狙うある秘密が隠されていた・・・
閉ざされた島の中で事件に巻き込まれていく敏朗は、ジークンドーを極めた最強の殺し屋・黄島に命を狙われる。
最新の戦闘術を身につけた“殺せない”アクション俳優が、極限状態の中で眠っていた自身の力に目覚めるとき、選ばれし男たちの闘いが始まる。
プロデューサー 太田誉志
制作プロダクション:株式会社WiiBER
先日の声明文の補足と実際の裁判記録について
映画『1%er ワンパーセンター』の上映を信じ待ってくださっているファンの皆様には、心の底から感謝を申し上げます。
先月3月14日に弊社公式HPより声明文を発表致しました。
しかし、我々は実際証明されている裁判記録に基づいた内容で声明しているにもかかわらず、早坂伸氏、松崎悠希氏らはXで事実と異なる内容を拡散しています。その点に強い憤りを感じるとともに、世間の皆様には真実を知っていただきたく先日の声明文の補足という形で実際の裁判記録をご説明させていただきます。
【弊社声明文】
週刊誌の記事にあった性加害・性被害に関しては園子温監督が週刊女性(主婦と生活社)に対する訴訟にて、本日時点で記事内容に大幅な誤りがあったと結論付けられ和解が成立しております。(一部抜粋)
【早坂伸氏、松崎悠希氏らの投稿内容】
・週刊女性は「記事は誤りではないという前提」で「記事の削除」に応じた和解なのでこれは虚偽です
・週刊女性が「大幅な誤り」を認めた事実はない
以下、原告:園子温氏/被告:主婦と生活社の裁判記録の要約です。
(東京地方裁判所)令和4年(ワ)第12050号 謝罪広告等請求事件
<抜粋>
① 週刊女性PRIMEの記事上では「女優A」「女優B」と2名から話を聞いた体裁になっているが、実際は1名からしか話を聞いていなかったと同誌が認めている
さらに女優Bが語る「別の女優」という登場人物もおらずAのみだった
② 同誌記者による、被害者とされた女優Aとの実際の取材やりとり
記者からの質問:「嫌だったことはなかったか?」
A回答:「嫌がることをされたというのはないです」
A自身 性被害にあったと訴えていない
③ 記事にある“配給会社幹部”が園子温監督の性事情を語っているが、記者の作った架空の人物で、この人物の発言も記者の自作だった
④女優Cの主張は、「坂口拓が行き先を告げずに園監督の自宅へ連れていき、その後2人きりにさせられた。そして園監督による性加害に合い、なんとか逃げ帰ることができた。」 というものだったが、Cが性被害にあったと主張している日以降に、音楽活動をしていたC自らのインディーズCDを、手渡されたと園氏が証拠を提出している
またCは映画ヒミズの感想も園監督に以下の内容でメールを送っている。
「ヒミズ観てきました。感情使い切った。この映画感じられる人間でほんとに良かった。」
さらにCは自ら園監督に「会いに行く」「支えになりたい」と園子温氏にLINEを送っている。
⑤ 同誌記者は、榊秀雄監督に関する取材を行なっており、その一環として、同監督の作品に多く携わっていたカメラマン早坂伸氏に令和4年3月31日に取材の申し込みを行う。そして女優Cの紹介を受けた。
上記全て裁判記録に記されている内容です。
① ~④の内容で分かる通り、記事が事実でなかったと証明されております。
またこの裁判後に当時の「週刊女性PRIME」編集長と記者は、同社を退社されたと伺っており、それ自体が記事の誤りを示す明確な証拠でもあると我々は考えております。
これは、WiiBERにとって都合の良い切り取りだ、等、ご意見したい方は、実際の和解内容までは閲覧制限がかかっており確認できませんが、裁判記録は見ることが出来ますのでご自身で確認したうえで発言を求めます。
※地方裁判所 14階 記録閲覧室で閲覧可能
前回の声明文にも記しましたが、『1%er ワンパーセンター』上映中止を求め「新宿武蔵野館様」「渋谷ユーロスペース様」への度重なる妨害文に関しても、早坂伸氏、松崎悠希氏らの連名によって寄せらました。しかし、その内容にも具体的な証拠は一切御座いません。
また⑤の通り、女優Cを週刊女性PRIMEに紹介したとされる早坂伸氏こそ、意図していなかったにしろ、その誤った記事に加担した者として誠意ある対応を求めます。そして早坂氏ご自身が刑事告訴され書類送検されたことへのご説明も求めます。
我々は事実と異なる記事と、度重なる妨害文によって映画の公開中止を迫られました。
しかし彼らの根拠
世間の皆様には、憶測や疑惑段階での発信に惑わされることなく、皆様自身で手にされた情報を元に、ご判断いただけますようお願い申し上げます。
大切な事は、性被害で苦しむ方に寄り添い、次の被害者を生まないためにはどうすべきかを、業界全体で考えていくことであり、それこそが未来に繋がる第一歩だと思っております。
株式会社WiiBER
代表取締役 太田誉志
映画『1%er ワンパーセンター』公開中止の経緯と坂口拓 関連の記事について
株式会社WiiBER代表取締役の太田です。
先般より発表させていただきました映画『1%er ワンパーセンター』の公開、また公開中止のニュース等で、世間の皆様をお騒がせしたことにお詫び申し上げます。
さる3月2日にユーロスペース渋谷様での本作公開の中止を発表致しました。その上でSNSを中心に頂いた様々なご指摘、ご意見を真摯に受け止めまして、3月23日の劇場公開と同時に予定しておりました国内におけるオンライン興行(配信上映)に関しても延期という判断に至りましたことをお伝えいたします。
今後は弊社所属俳優・坂口拓にかかる疑惑の払拭や潔白の証明に集中させていただきます。
改めまして、映画公開に関しましては、時間はかかるかもしれませんが当面は凍結し、体制を再構築した上で、適切な時期に公開させていただく所存です。
(※すでにムビチケ前売券《オンライン・カード》をご購入いただいた皆様に関しましては、お買い求め窓口での払い戻しの対応もさせていただきます。詳細につきましては、後日『1%er ワンパーセンター』公式HPよりご案内する問合せ先にてご確認ください。)
2022年4月の弊社所属俳優・坂口拓関連の週刊誌記事を発端とする、度重なる映画の公開および中止・延期といった今回の一連の動きの中で、映画配給会社、各劇場様、本作の出演者の皆様、制作スタッフ、関係各社、そして本作を楽しみにしてくださっていた皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたこと、ここに改めてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
そして、このような状況の中でも我々WiiBER、映画『1%er ワンパーセンター』、坂口拓を信じ続けてくださるファンの皆様には、心の底から感謝を申し上げます。皆様の支え、応援の声があったからこそ、この2年間何があろうと映画の公開に向け、真摯に努力を続けてきたことだけはお伝えさせていただければ幸いです。
株式会社WiiBERは出演者、制作者一同で必死に作り上げた作品を世に届け、エンターテインメントで世界を元気にしたい、という弊社の原点に立ち返り、それを最重要目的として、映画公開のためにご協力いただく配給会社、そして劇場各社、最低限の関係各所のみの説明に留めながら、皆様にお届けする準備を進めてまいりました。
先日も書面にて発表させていただいた通りですが、弊社所属俳優である坂口拓の性加害疑惑への潔白を証明してから、胸を張って劇場公開することが映画業界はじめ世間の皆様への誠意、そして皆様に映画そのものを純粋に100%楽しんでいただくための唯一の方法だという思いのもと活動してまいりました。
しかし、昨今の性加害やハラスメントなど映画業界におこるニュースを目にし、それをきっかけに、被害者の方がさらに傷ついてしまうことや新たな被害者が生まれてしまうことも同時に見ておりました。その中で、我々に関連する一連の報道、そして知り得た事実自体が、坂口の潔白を証明すると同時に、当事者をさらに苦しめてしまう可能性があり、また別の方を傷つけることになるのではないか、別の被害者を生んでしまうのではないか、という恐怖の中で、弊社および坂口自身から公にすることは控えました。
そのため、メイン館としての興行をご検討いただいておりました武蔵野興業様、ユーロスペース渋谷様、その他全国120館もの劇場の皆様にのみ、今回の週刊誌における疑惑が事実ではない、という具体的な証拠を含めた調査結果をご説明し、様々なご判断があった中で、ご納得いただいた劇場を中心に、2023年11月、2024年3月と、いずれも目前のところまで公開ができる段取りが立っておりました。また公開に向けての宣伝活動、イベントの準備、グッズ制作など様々な施策も進めてまいりました。
しかし、支援者Hら(※詳細は後の経緯に記載)によって週刊誌上での疑惑が多くの皆様の憶測となり、あたかもそれが事実かのように拡散されてしまいました。
週刊誌の記事にあった性加害・性被害に関しては園子温監督が週刊女性(主婦と生活社)に対する訴訟にて、本日時点で記事内容に大幅な誤りがあったと結論付けられ和解が成立しております。またその問題とされる飲み会に同席していた別の俳優も、性被害にあったと告発をした女優Aに対して民事裁判にて勝訴をしており、Aさんの告発が事実と異なっていたことが証明されました。
それにも関わらず、支援者Hらによって誤った情報を何度もSNS等で発信、拡散され、公開を予定していた劇場に妨害行為同然の書面が幾度も送られました。また、一部メディアからもそれらを助長するような悪意ある記事が掲載されましたが、弊社へ問い合わせをしてきた記者らが知る情報や内容を踏まえても、支援者Hらと結託したかのような、公平であるべき報道機関とは決して言えないような姿も目にしてきました。そして支援者Hらは名誉毀損の罪で、すでに刑事告訴され書類送検された、という事実もございます。
週刊誌の誤った取材記事をきっかけに、上記のような妨害行為もあり、映画公開はおろか、我々を信じてくださった劇場や出演者、制作スタッフ、配給会社や関係会社の皆様に、多大なるご迷惑をおかけする事態になってしまいました。
このような事態となったいま、我々が事実を公表しないまま、“純粋にこの映画を楽しんでもらう”という目標を維持したままでの、映画公開はすべきではないと強く感じております。
我々は今の映画業界を健全な環境にし、健全なエンターテインメントを皆様にお届けしたい。悲惨なニュースや災害で苦しんでいる方、日常で窮屈な日々を感じる方、決してすべてが健全ではない世界の中で、映画やエンターテインメントこそが世の中の救いであってほしいという願いの中で、株式会社WiiBERとして苦渋の決断を致しました。
弊社所属俳優・坂口拓の尊厳、名誉回復をし、そのうえで映画『1%er ワンパーセンター』を皆様にお届けするため、2022年4月に週刊誌にて坂口拓関連の記事が掲載されてからの経緯を可能な限りで以下に記してまいります。
改めまして、本公表がこのタイミングになってしまったことお詫び申し上げます。そして文面でのご報告となってしまうことにも重ねてお詫び申し上げます。
重ねて、本公表で皆様も様々なことを感じられるかと思いますが、弊社以外へのSNS等での誹謗中傷はお控えください。何よりも被害にあったとされる皆様に関しても、我々が認識している形ではない思いで、心に傷を負われている可能性も感じております。
坂口や弊社との関係の有無にかかわらず、今も我々が知らないところで傷ついている方が多くいらっしゃると思っております。
我々自身、当事者以外に真実や事実は語ることが難しく、どれだけ具体的な証拠や調査をもってしても理解していただけないことがあるという現実を痛感致しました。
憶測であろうと事実であろうと大変恐縮ながら、皆様は直接的な当事者ではございません。勝手な憶測等での誹謗中傷、これ以上の2次被害が生まれないことを強く望んでおります。当事者でない限りは、憶測でのSNS発信等はお控えいただきますよう強くお願い申し上げます。
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【今回の経緯について】
2022年4月4日/「週刊女性PRIME」での記事掲載
記事の内容は「10年前に俳優Tが俳優を集めた飲み会を開いており、その飲み会でTの後輩Bが帰ろうとしている女優Aを引き留めた。後日女優Aに対して俳優Tが謝罪、その後行き先を告げずに連れていかれたのが映画監督 園子温氏の自宅だった。そして置き去りにされて、同意なき性被害にあった。」という記事でした。
※以後、俳優Tは坂口拓、今回性被害にあったとご主張されていた女優の方を女性Aさん、
同じ飲み会に同席されていたとされる後輩Bを俳優Bさんと記載いたします。
2022年4月同日以降/WiiBERとして坂口に聞き取りを実施
代表太田が坂口と1対1で面談。掲載内容の真偽を確認致しました。
<聞き取り内容①記事の真偽>
・俳優Tが坂口拓であることは事実だが、記事内容は大幅に異なっている。
・女性Aさんを園監督の自宅に連れて行ったことは事実だが、飲み会実施以前にAさんから「女優と音楽活動をしているので園監督に会わせてほしい」という要望があった。そのため、後日Aさんと監督の仲介をした。
<聞き取り内容②4月4日記事掲載の数日前の出来事>
・4月2日にAさんから坂口宛に電話がある。20分ほどの会話。
電話の内容はAさんから最近の坂口の近況確認、また園監督と連絡を取っているか、園さんの体調やストレスを労う言葉、今度呑みに行きましょうよ、などの他愛もない会話。
・4月3日(2日深夜)にショートメールでAさんから再び連絡がある。
「今日は話せてよかった!安心した。また近々呑みもいきましょう」「園さんが心配すぎる...」といった内容で実際のやり取りも確認済。(スクリーンショットで保存しております)
またAさん側からLINEの二次元コードをショートメールで受け取り、やり取りは終了。
・上記の連絡があったこともあり、女優Aがどなたのことなのか坂口拓は見当がついた。
2022年4月5日夜/「たくちゃんねる」にて坂口本人の本事案に関する動画をアップ
WiiBER運営YouTubeチャンネル「たくちゃんねる」にて坂口本人の謝罪動画をアップ。
動画アップの目的は、事実とは異なる記事が掲載され、ファンの方々へご心配をおかけしていることに対しての謝罪。俳優Tは自身であることは認めつつ掲載内容自体は事実ではない旨を動画にてアップ。
2022年4月中旬/太田一人で園監督のアトリエを訪問、聞き取り実施
WiiBER代表として所属俳優からの聞き取りのみでは、それが事実であるかはこの時点で確証がなく、かつそれぞれの視点から当時の状況も確認するべきだと判断し、園監督のもとへ太田一人で訪問
<聞き取り内容>
・坂口がAさんを連れてきたことは事実。その後一緒に飲んだが、坂口は置き去りにしておらず、そのまま解散した。
・後日、園監督は自宅でAさんと会ったが、自宅で配偶者もおり性行為などもない。
・園監督に「女優と歌手活動をしている」とAさん側から売り込みがあった。
・後日、実際にAさんが自身のインディーズCDを園監督に渡す。(現物を太田が確認済)
・2012年2月16日に、Aさんから園監督にショートメッセージにて、監督の当時の最新作ヒミズの感想を連絡している。(実際のメッセージを太田が確認済)
・2022年4月の週刊誌報道後もAさんは園監督に「どこに居る?会いに行く」「今は、園さんの支えになりたい」など好意的な内容で複数回LINEをしている。
(実際のメッセージを太田が確認済)
上記、坂口と園監督への聞き取りを実施し、双方の内容に大きな齟齬がなく、実際のやり取り含めた証拠等から、週刊誌の記事はやはり大幅に事実と異なっていると判断。
※上記内容はすべて裁判記録に記されております。
週刊誌の記事内容に関しては、園監督が週刊女性(主婦と生活社)に対する訴訟に、本日時点で記事内容に大幅な誤りがあったと結論付けられ和解が成立、記事は全て取り下げられました。 また、女優Aが週刊誌報道後に園監督、坂口拓に連絡していたのは自作自演の囮調査だったとも記録に残っております。
2022年4月29日/「たくちゃんねる」にて太田が本事案に関する動画をアップ
動画内容に関しては以下。
・坂口に聞き取りをした内容と、それは週刊誌の掲載内容は大幅に異なっている。
・しかしそのうえで、10年前であっても女優を監督にプライベートな場で紹介することが誤解されるような行動であり、今後そのような行動を慎むよう所属会社社長として伝えた。
・坂口は決して性加害者ではないが、今回の事を重く受け止め、坂口を謹慎させていること。
・週刊誌の内容は事実と異なるものの、当時Aさんが不快な思いをしたのであれば、改めて謝罪をしたい、記憶違いの可能性もあるため誤解を解きたい旨を動画内で発言。Aさんが望む形で、公の場でも、弁護士の方を挟んででも、どういった形でもAさんがそれを望むのであれば応じたい、と発信。
動画配信後
2022年5月1日/Aより太田へ連絡があり
※坂口拓が太田のLINE IDをショートメールでAさんに伝える
5月1日 AM5時頃
Aさんから太田にLINE電話あり。電話を取ることできず。
5月2日深夜2時頃~5月6日にかけてLINE文面にてやりとり。
※すべて証拠として保存しております
<やり取り内容>
改めて、週刊誌の内容は事実でなくともお話を聞かせていただきたいとお伝えしたが、Aさんからのご質問に対して回答する形でやり取りは進行。
Aさんからのご質問内容は、週刊誌に掲載された当時の状況というより、今回の記事掲載後の弊社や坂口の対応についてのご指摘が主です。私が所属事務所代表として性被害や今の業界についてどう考えており、株式会社WiiBERとして今後どういった活動を考えているのかに焦点を当てられていた。また現在のYouTube活動等のスタンスへの言及もあった。
さらに今回の一連の騒動の中で、Twitter(当時名称)上で、Aさんに対し誹謗中傷をしているのが私太田本人なのではないか、WiiBERの自作自演ではないのか、という指摘などがあり、そのような事は絶対にない旨をお伝えした。
また直接会話の場を持つことに関しては、当初Aさんは会うこと自体はご承諾いただき、そのご希望としては弊社運営YouTubeチャンネル「たくちゃんねる」でのYouTube生配信を希望された。
その理由は後日公開にすることで、こちら側の都合のみで動画を編集して勝手に公開されることを懸念されていた。また生配信にて公開することにより、お互いにその後の調整や隠し事ができないような環境を作ることを目的とされていた。
しかし、弊社としてYouTubeでの動画撮影ののち配信は承諾したものの、生配信に関しては懸念事項があったため、すぐに承諾はしなかった。
理由としては、先述の通り、坂口と園監督両名からAさんの要望で監督宅を訪れたことなどを含む明確な証拠があったので、それらを提示しつつAさんに対して記憶違いの可能性も含めて事前に確認し、会話をさせていただく想定だった。
当時の時点ではあくまでも双方の記憶を擦り合わせることが目的だったため、生配信をした場合、ただでさえSNSで誹謗中傷や2次被害というリスクがあり、会話の内容によっては一方的にAさんに非難が集中する可能性を大きく含んでいたため、動画を撮影したとしてもお互い同意のうえで編集個所をご相談できるように、また公開をしないという選択肢も残すために、Aさんの名誉を守るためにも生配信前に打ち合わせと確認がしたいとお願いをしました。
さらに、Aさんお一人ではなく、弁護士や関係者、およびAさんをご支援する団体関係者同席の上でのやり取りをご相談。動画を撮影するにしても、こちらがどんな証拠などをご提示するか事前のお打合せをご提案しました。
後日、最終的にAさん側からやはり今回の話し合いは無しにしましょうと連絡がありました。
2022年6月前後/主婦と生活社(週刊女性)ご仲介者をはさみ協議
※直接のご連絡ではなく間接的な謝罪
※ご仲介者に関しては個人情報になるため控えさせていただきます
<連絡内容>
・記事内容に信憑性がなかったことを概ね認めている旨
・今後の対応として、週刊女性は一切今後坂口の記事を載せない
こちらから修正記事等の対応を求めたものの、記事の中でそもそも俳優Tとしか掲載しておらず、坂口拓であると言っていないので修正記事はあげられない、という返答だった。
WiiBERとして主婦と生活社に対し、訴訟を起こすことも検討したが、冒頭で申し上げた通り、裁判をしながら劇場公開することは我々も本意ではないので、映画公開を優先するために、訴訟は見送った。
2022年7月9日/AさんがTwitter(当時名称)にて以下の文章と、太田とのLINEやり取りのスクリーンショットを部分的に切り取り公開
Aさん投稿「私は真実を彼の目を見て彼の口から聞きたかった だからこそ事前の打ち合わせを拒否しました。八百長はしたくない、エンターテイメントではないからです」
5月上旬の、私太田とのやり取りを部分的に切り取りスクリーンショットにて公開し、弊社側が何の提案もなく、一方的に生配信を恐れて和解ができない、という旨を投稿。
Aさんのご質問に対し誠実に回答させていただいたつもりでしたが、Aさんからの視点のみの一方的な会話がなされたと誤認されてしまうようなご投稿をされておりました。
しかし、我々も映画公開に向け動き出していたため、Aさんへの名誉棄損での訴訟も、週刊誌への対応同様、見送ることに致しました。
2022年9月頃/映画の公開予定日を2023年11月10日に再設定
当初2022年11月11日に公開を予定しておりましたが(こちらは関係各所を除き一般には未解禁の内容)諸々の事情を鑑み、2023年11月10日に再設定し、それに向けて宣伝施策やスケジュールを再調整。解禁予定だった宣伝制作物を作り直しました。
また以後、週刊誌関連の内容が事実と異なることは各劇場や関係者もご納得済であったことと、これ以上SNS上であらぬ憶測が拡がり、当時より問題となっていた2次被害などを避けるため、映画や坂口拓の活動以外に関する一切の発信は控えました。
その後、Aさんや園監督とのやり取りなどもございません。
2023年3月15日/映画『1%er ワンパーセンター』の2023年公開を告知
また告知後から同年8月あたりまで、全国120館程度の劇場に対して、配給会社より営業活動を行いました。必要に応じて週刊誌上での出来事の経緯の説明をさせていただき都度ご理解いただきながら、上映館を決定していきました。
2023年4月頃/株式会社WiiBERと坂口拓に警察から捜査協力依頼がある
性被害者の支援者Hが坂口および俳優BをSNS上で執拗な誹謗中傷を続けていた件について。
2022年4月の週刊女性PRIMEにて掲載された飲み会にいて帰ろうとする女優Aを強引に引き留めたとされる俳優B(週刊誌上で坂口の後輩と書かれているが、後輩ではない)が、Aさんの支援者とされる方(以後支援者Hと表記)を刑事告訴する過程で、当時の状況などを含め警察からの捜査協力依頼がある。
俳優Bが、支援者HがSNS上でBに対する誹謗中傷、執拗に事実と異なる内容を発信しているため刑事告訴中ということで、同様の行為が支援者Hより株式会社WiiBERおよび坂口にもあるということで、事実確認と被害調査が坂口とWiiBERへ2度、そして配給会社へも行われた。
<警察に報告した主な内容>
・坂口と俳優B、Aさんがいたとされる飲み会の状況および、その後の園監督含めた一連の状況(※本書面の中でここまでに記した内容)
・支援者Hを中心とする弊社と坂口へのSNS上での誹謗中傷、根拠のない情報の拡散
<捜査協力の中で知った事実>
・週刊誌に掲載された飲み会に同席されていたとされる女性Dに警察が事情聴取を取っており、その方は「掲載されているような飲み会ではなく、特に問題となるような行為もなかった」と回答されていると警察から聞く。
・警察が支援者Hに直接連絡を取り、本人にも聴取したということ、その中で支援者Hが語る複数の被害者とされる方の紹介を警察が求めるも、その方々がいっこうに現れず、SNS上で発信していた被害の証拠(Aさんのものも含む)の提出もされなかったこと。
2023年8月17日/メイン館である新宿武蔵野館支配人宛に支援者を名乗る方々から公開中止を求める声明文が届く。
個人情報も含んでいたとのことで細かな声明文の具体的内容は把握しておりませんが、週刊誌に掲載された坂口に関する記事に関しての質問と、そのうえで公開をすることは映画館の対応としてどうなのか、という内容だったと、武蔵野館側より伺いました。
2023年8月22日/新宿武蔵野館様より配給会社経由で記事に関する事実確認の連絡があり、直接劇場へ説明に伺う。
株式会社WiiBERと配給会社で新宿武蔵野館様へ伺い、ここまでの経緯をご説明しご納得いただきました。
2023年9月21日/映画『1%er ワンパーセンター』の公開日(11月10日)とメイン館が新宿武蔵野館であることを解禁
2023年9月末/再度、運営会社である武蔵野興業宛に声明文が届く。
2023年10月1日/武蔵野館より、運営会社の決定として、公開中止決定の連絡がある
2023年10月2日/武蔵野館が映画公開中止を発表する
新宿武蔵野館様ではなく、運営会社としての決定事項として発表される。
公開中止の理由として、今回の事案に関しては週刊誌掲載の内容の真偽ではなく、その可能性がある中で映画公開はできない、という判断であった。
またその際に新宿武蔵野館様は公開中止の理由を詳細には説明なされませんでした。それは、我々と同様、これ以上の2次被害やSNS上でのあらぬ誹謗中傷が拡がらないよう、憶測で物事を語ることを控えてくださったからです。
その後メイン館である新宿武蔵野館様のご判断があったため、当初映画の上映に前向きであった120館程度の劇場公開予定もなくなり、映画公開延期の判断をせざるを得なくなりました。
2023年10月6日/映画公開延期の発表
本作の公開延期を弊社および配給会社より発表。延期理由に関しては、やはりこれ以上の2次被害やSNS上での誹謗中傷を恐れ、また我々とは直接関係のないところで第2、第3の被害者が生まれてしまうことだけは避けたく、我々が知りうる事実公表は控えました。
また、このタイミングにおいては映画製作費以外にも、宣材物やイベント制作など宣伝費2000万円以上の具体的な金銭的損害も出ておりました。
そのため支援者達への訴訟も一時は検討しましたが、劇場側からも「公開後に裁判をしていただかないと公開はできない」「事実と異なるのであれば大きく騒ぐべきではない」とご指摘を受け、このタイミングでは訴訟を控える決断をしました。
2023年10月中旬/弊社WiiBERより警察へご相談。
先述の同年4月頃の件に加え、今回の劇場公開への妨害行為についてご相談をしました。
諸々の状況やSNS上での動きを確認したうえで弊社として、劇場宛に声明を送り本作の上映の妨害を行う支援者と名乗る方と、警察から調査を受けた際の支援者Hは同一人物であると判断しました。
その際に、支援者Hに対し警察からこれ以上の事実と異なる情報拡散はやめるよう指摘をされているという事実を知りました。また支援者Hと女性Aさんが特別な関係にあったのではないか、という内容も伺いました。
さらに同時期に同じ記事に掲載された俳優Bからも、告発した女性Aさんとその支援者Hを含む他数名の俳優Bに対する名誉棄損が民事にて認められ、支援者Hを含む他数名に対しては刑事告訴をし、書類送検中であることを知りました。
上記の状況などもございましたので、支援者Hに対しては、明確な映画公開の妨害行為と弊社所属俳優に対する名誉棄損で、映画公開後に訴訟を起こすことを改めて決意致しました。
2024年1月以降/各劇場へ再度、映画公開の営業を開始
再度状況を整理しながら、配給会社とともに各劇場へ公開に向けてのご相談を開始しました。
そして、ユーロスペース渋谷様が状況にご納得いただき劇場公開を決意くださりました。さらに、2024年元日からの昨今の状況を考えてより多くの方に本作を届けるべく、すぐに劇場に行けない方に向けてオンライン配信でも興行を行うために、オンライン上映のシステムの整備を開始しました。
2024年2月1日/週刊女性(主婦と生活社)と園監督の和解成立
坂口が俳優Tとして掲載された週刊女性の記事に関して、園監督から「事実と異なる点が多々あり私の名誉を棄損したとして、週刊女性の発行元である主婦と生活社及び同誌編集長らを被告として、訴訟を提起しておりましたが、令和5年12月27日、被告がこの2つのインターネット上の記事を全文削除することを受け入れたことから、裁判上の和解により解決いたしましたのでご報告いたします」というコメントとともに、和解成立のニュースを確認。
詳細な裁判内容を把握しておりませんでしたが、弊社としても自信をもって本作を公開できると思い、準備を進めてまいりました。
2024年2月27日22時/東京スポーツ新聞社より株式会社WiiBERへ問い合わせがある
こちらに関してここに記載したのは、問い合わせがユーロスペース渋谷様での公開情報解禁直前のタイミングであったことと、ご質問内容が一方的な決めつけの文言が多く、非常に不可解であり、さらに質問内容自体が関係者しか知らない内容だったので、弊社として映画公開の妨害行為をする支援者と何らかの関連性を感じたため、ここに記します。
東京スポーツ新聞社の記者様より、昨年10月2日の武蔵野館での映画公開中止の件に関して、27日夜22時に問い合わせがありました。
しかし冒頭から我々さえも知り得ない、当時の新宿武蔵野館様へのメールの送り主が被害者2名と支援者3名の連名であったことや、具体的なメールの日付をご存じでした。
翌28日17時までに回答を、といったものでしたので期日までに回答いたしました。
またその後も回答した内容に対して、新たに追加のご質問(翌29日17時が期日)がありましたので回答しました。
それらの回答した内容は、掲載日等をご教示いただけませんでした。まだ記事化の確認も取れておりませんので、ここでの公表は控えさせていただきます。
しかし、その質問と東京スポーツ新聞社の記者様に関して、報道メディアとしての平等性にかける切り口の質問が多く、一方的に弊社所属俳優と映画『1%er ワンパーセンター』を貶めるような意図を感じざるを得ないものと捉えております。
また、なぜ劇場もしくはそのメールを送った支援者らしか知り得ない内容を、記者の方が知り得たのかに対しても疑問を持っております。
さらに記者は、公になっていないが警察の聞き取りを受けていない被害者が他にもいらっしゃると連絡してきたので、我々は我々自身の潔白の証明のため、また報道機関としての真実究明と、被害者の救済のため、警察へのご協力と情報提供を勧めました。
しかし、記者からは職域を超えるため警察にはお繋ぎできない、記者自身と警察をつなぐこともやめてほしいという回答がございました。
2024年3月1日/本作のユーロスペース渋谷様での公開とオンライン興行の発表
2024年3月2日/ユーロスペース渋谷様より公開中止の旨連絡がある。
ユーロスペース渋谷様での公開中止を発表。
公開発表直後より、SNSを中心に公開に対しての疑問とご指摘の声が映画関係者、一般の皆様から多くあり、ユーロスペースとしても配慮に欠ける判断であったという内容とともに、公開中止が発表されました。
2024年3月2日/株式会社WiiBERとしても公開中止に関するコメントを発表
今までは我々WiiBERや坂口、そして映画『1%er ワンパーセンター』に対してのご指摘やお声を多くいただいておりました。
しかし今回に関しては、我々以上にユーロスペース渋谷へのご指摘が多く、想像以上に厳しいお声を目に致しました。ただ今回も劇場側は本作の公開決定をするまでに起こった過程や我々がどのような説明をしたのかをお話できないため、どんな思いで公開を決意してくださったのか、それが明かされないまま責任を追及されることは間違っていると我々は考えました。
ここで株式会社WiiBERとしては、我々以外が誹謗中傷に苦しむことや、これ以上真偽が明らかではない憶測のみで世の中に拡散されてしまうこと、に関して改めて熟考し、ここまでの一連の流れについて公表することを決意いたしました。
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以上の通り、ここまでの経緯をご説明させていただきました。
この公表によって様々なお声をいただくであろうことを株式会社WiiBERは覚悟しております。しかし、繰り返しになりますが、我々以外への当事者ではない方々から執拗な誹謗中傷や憶測による発信はお控えいただけますよう、切にお願い申し上げます。
我々は週刊誌で記事が掲載されてから約2年間、沈黙を守りました。映画公開の延期を2度余儀なくされ、製作に誠心誠意携わってくださった出演者の皆様や制作スタッフたちにも何度も辛い連絡をすることになり、本当に心苦しく、映画公開の結果をもって報いることができないままでいました。
また坂口拓自身、記事が掲載されてから、今までいただいていた映画やドラマ等の仕事は一切なくなりました。活動はほぼ弊社運営のYouTubeのみとなりました。
下北沢や原宿で、何の証拠もなく坂口拓と本作を糾弾するヘイトスピーチがあり、中野にあった旧事務所前でもその活動が行われました。そのため、我々は身の危険さえ感じ、結果的に事務所移転もしました。海外の映画祭などにもクレームが送られたと聞きました。
しかし、それでも沈黙を守ったのは、本作を待っていてくださる皆様に誠心誠意作った映画を届けるためでした。
もちろん週刊誌の記事を発端とする園監督らの裁判、劇場から公開までに裁判等はしないようにというご意見をいただいたこともその一因です。
さらに告発された女性Aさんの身にもあってはならない事が起こり、その女性の尊厳を守るためでもありました。
ただ、これらの状況に関して、拡散された誤った情報も劇場にはきちんと説明すれば理解していただける、週刊誌に掲載されたことやSNSで拡がった憶測もいずれはメディアの皆様の力を借りながらも真実が明らかになるはずだ、そのように正義を信じて、映画公開を最優先かつ唯一の目標として進めてまいりました。
しかし劇場公開までの道は何度も途絶え、その度に落胆し、ときには裏切られるような思いを何度もしました。坂口拓も私自身も本当に精神的にも追い詰められてしまいました。
冷静な判断に欠いてしまいそうな時もありましたが、それでも世間では我々の周辺以外でも実際に性被害や2次的な被害、SNSでの誹謗中傷に苦しんでいる被害者の方々はいらっしゃることも存じ上げており、何度も我々側の主張によって起こる次なる被害を危惧し、公表することを控えました。
それは本当に映画業界の性加害やハラスメント、悪しき風習を根絶し、健全な制作環境やエンターテインメントを生み出したいと願っているからです。
今SNSで発言されている一部の方々の主張は、真偽が明らかでもない疑惑や憶測をあたかも事実かのように発信し、人や作品を社会的に抹殺するだけで、それは業界健全化への道のりとは程遠いような気がしております。
それはすべての真実を把握したうえでの発信なのでしょうか。その目的は、疑惑を客観的に調査し正しい方向へ導いていく業界の健全化ではなく、ただ一方的に疑惑に上がった人物や作品を映画業界から締め出すだけに終始しておりませんでしょうか。
株式会社WiiBERはこの業界に身を置くものとして、所属俳優坂口拓に対しても、第三者である警察の捜査の中で客観的な調査結果を元に疑惑を晴らし、事実のみを劇場へも説明してまいりました。
また女性Aさんや他に被害にあったとされる方がいらっしゃれば、その真偽を明らかにするとともに、お互いの認識に相違があろうとも、万が一相手方が不快な思いをされていたり傷を抱えておられるのであれば、それに対して誠心誠意対応していきたいと、2年間一貫してその姿勢を伝えてきました。
しかし、我々が認識している事実や、すでに証明された真実は、支援者Hらによって捻じ曲げられ何度も拡散されてきました。
警察に注意喚起をされ書類送検までされている方の一方的な主張のみが通り、まだ明らかではなかった事実に対し慎重に向き合い、自身の潔白を証明したうえで発信した我々だけが潰されていくこの状況は、果たして業界のあるべき姿に向かっているのでしょうか。
もちろん我々も全く非がないとは思っておりません。坂口拓そして私太田も同様に、過去に意図をしなくても、人を傷つけてしまったこともあると思います。同時に我々だけでなく、日常の中で大小問わず誰にでもその可能性はあるとも思っております。
しかし皆様もその度にその過ちと責任に向き合い、謝罪や和解をしてきたのではないでしょうか。その過ちによっては社会的に責任を取るべきであり、裁くべき機関が裁き罰を受けることもあり、そうあるべきだと感じてきました。
事実ではない内容が憶測として広まり、疑惑や可能性があたかも絶対的な真実かのように拡散されるこの状況には、疑問を抱かずにはいられません。
その真実を証明しようと訴訟をすればスラップ訴訟と決めつけられ、2次加害であると叫ばれてしまいます。
その行動は、現在進行形で心に傷を負っている方を救う一手として正しいのでしょうか。2次被害という状況は、現に被害にあわれた方々だけでなく、疑惑の中で加害者と言われ決めつけられてしまった人間には当てはまらないのでしょうか。
我々も実際に性加害やハラスメントの被害にあわれた方を案ずる想いは同じです。またこの業界であってはならないことを無くし、健全に純粋にエンターテインメントを表現し、世の中へ届けたいという想いも同じです。
しかし株式会社WiiBERも、一方的な主張に対し沈黙を守るのではなく、坂口自身の尊厳と多くの出演者・スタッフとともに一生懸命制作した映画を第一に守らなければいけない、と判断せざるを得ない状況になりました。
そして、この2年間どんな状況になっても我々に温かい言葉をかけてくださるファンの皆様、何度公開延期をしようとも待っていてくれるファンの皆様の想いにお答えしたいと心の底から思っております。
繰り返しになりますが、そのために、今回すべての事実を公表する決断をいたしました。
そして、これからも本当に業界があるべき姿を真摯に考え続け、状況を見極め、我々にできる発言や行動を常に考えながら、業界に貢献をしていく所存です。
最後になりますが、過去の性被害やハラスメントに今なお苦しんでいる方々、現在もその渦中で声を上げることができない方もいらっしゃるかと思います。株式会社WiiBERはそんな皆様に心を寄せさせていただきたいです。
そしてこの業界の一員として、我々にできることがあれば最大限協力していきたいと考えております。そして、人の心を豊かにすべきエンターテインメント業界で、これ以上被害に苦しむ方が生まれないことを切に願っております。
株式会社WiiBER
代表取締役 太田誉志
先般発表させていただきました映画『1%er ワンパーセンター』渋谷ユーロスペースでの公開が中止となりました
皆様
平素より大変お世話になっております。株式会社WiiBER代表取締役の太田です。
先般発表させていただきました映画『1%er ワンパーセンター』の公開に関してSNS上での様々なお声を目に、耳にしております。しかし、あまりにも実状と異なる声が多く、なによりも我々を信じてくれた方々にご迷惑がかかる状況を避けたく思っております。
我々も本作の劇場公開に対し非常に慎重に対応をしておりました。何度も劇場と配給会社とで議論を重ね、弊社所属俳優の性加害疑惑への潔白を証明してから、胸を張って劇場公開することが誠意であり、何よりも本作を楽しみにしていただいている皆様100%楽しんでいただくための唯一の方法であると信じておりました。
そして我々は、第三者として公的機関である警察の力も借りることで、その潔白を証明してまいりました。そのため、私自身も所属事務所社長として、本作主演俳優は性加害者ではないと結論づけ、その経緯や内容に関しても、劇場に報告させていただきました。
加えて、その過程で、性被害にあった方が複数いるとおっしゃっていた方は、真偽も定かになっていないような情報を発信した事で名誉棄損等で刑事告訴され、現在書類送検中であるということも警察の調査で発覚しました。
弊社所属俳優の名誉を守るため、そして”疑惑”段階で生まれてしまう別の形での2次被害者をこれ以上生み出さないための措置も検討しておりました。
もちろん被害者の方々の心身の痛みには比べられないものと理解しておりますが、事実ではない発信、誹謗中傷に対し、私達も苦しんでおりました。
その理由は私達が発言し、私たちが知る事実を公表することで、性被害者の方への2次被害、および支援者の方々への誹謗中傷につながる可能性があると考え、その結果を恐れてお話をすることができませんでした。
しかし今、私たちや映画だけでなく、私たちを信じてくださった劇場の皆様や関係者の方への誹謗中傷、誤った解釈や憶測が拡がっていることに対して落胆の気持ちとそれだけはあってはならないという強い責任を感じております。
そのため、近日中に弊社所属俳優への疑惑が週刊誌に掲載されてからの度重なる劇場公開の中止と延期の経緯、および開示できる限りの調査内容など、今回の一連の経緯などもお伝えできればと考えております。
最後になりますが、
映画『1%er ワンパーセンター』に関係する各所皆様、劇場の皆様への憶測での発言、性被害者およびその支援者の皆様への誹謗中傷はいかなる形でもお控えいただきたくお願い申し上げます。
株式会社WiiBER、所属俳優、そして私自身もエンターテインメント業界に身を置く者として、性加害や性暴力、ハラスメントの根絶を心より願っております。そのために我々ができるかぎりの協力は惜しまぬ所存です。
1%er ワンパーセンター プロデューサーWiiBER 代表取締役
太田誉志