下村勇二監督 勢いづく韓国映画を観る為、大晦日”屋敷紘子の韓国映画旅”に参入![アジア映画・美容に酒飯 2泊3日の語り旅 零編]

私は沢木耕太郎さんの「天涯」という第三集まである旅の写詩集が大好きで、どこかに飛び出したい衝動に駆られるとその本を開く。その第一集「天涯 鳥は舞い、光は流れ」の冒頭に書かれた旅の始まりに向けた言葉は、まさにその日の心そのものだった。それがどんな大冒険だろうと、ほんの数日の“旅行”と呼ばれるものだろうと。

今回のブログは「WiiBER」を一旦離れて、屋敷の個人的“映画と旅のブログ”をお届けしたいと思います。たまには箸休めもアリでしょ。

12月30日

予定を一件済ませ、一度自宅に帰宅。ドアを開けて必要無い荷物を投げ入れ(どれだけ時間無かったのよ……苦笑)予め玄関に用意してあったスーツケースとパスポートなど入ったバックパックを代わりに掴んで急ぎ足で成田空港へ。

目的地は韓国・ソウル。一年前と同じく、また今回も年越しはソウルで迎える事にした。

韓国映画に心奪われてから、渡韓も何度目か……もはや分からん(笑)レベルなんだけど、いつもの過ごし方は、映画を観て、肌管理して、街を歩いて、映画を観て、酒飲んで、映画を観る……っていう、ヲタク感ゼロ!色気満載!!の行き当たりばったりな素敵な時間なのですが(書いてて流石に寂しくなるわ)今回、渡韓直前にまさかのハプニングがあり(詳細は後で)予定は未定の年始になりそうな予感(汗)。

最近、オフシーズンならば東京~ソウル往復20000円弱で行けるけど、流石に年末年始は高っ!予算内で行こうとしたら、東京発が20:40に。まぁ空港の隣駅にホテルはめちゃくちゃ沢山在るし、空港鉄道は終電行ってしまってても、タクシー大国!タクシーもすぐつかまるし~なんて余裕ぶっこいて23:40頃仁川国際空港着。

……やべ、めちゃくちゃ人多いやないか……入国審査も人の列がとぐろ巻くレベル(汗)。荷物を取ってロビーに出たのは日付が12/31に変わって00:30頃。ロビーの開いてるコンビニ、両替所全て長蛇の列。

皆様、韓国に冬旅行に行かれた事がある方はご存じだと思うのだけど、飛行機で2時間ちょっとの距離にも関わらず、韓国の冬はめちゃくちゃ寒い!!!!!一年前もなかなかの寒波に当たってしまい、韓国の友人と梨泰院(イテウォン)という大人が集う繁華街で飲んだくれたんだけど、マイナス11度とか13度とかで「道で寝たら確実に死ぬ!」って思ったもんね……で!だよ。何故か私が滞在する12/31~1/3の間、12/31だけが猛烈な寒さ!覚悟してたけど、いざ到着ロビーから外に出てみたら……ぎゃー!!!めっちゃ寒い!!!!

「タクシータクシー……」と一人でぶつぶつ言いながらタクシー乗り場に行ってみたら嫌な予感しかしない人だかり。ま、まさか……。係りのお兄さん「どこ行きますか?」

屋敷「雲西(ウンソ)駅です」

係りのお兄さん「(50~60メーター後ろを指さし)この列で合ってますが、今からだと一時間半位掛りますよ。ご自分でタクシー呼ぶ方が絶対早いですよ!」

屋敷「(絶句)」

タクシー呼ぶアプリを入れて来なかった事を猛烈に後悔した。(日本の電話番号での認証が必要なので日本でやらないと面倒)仕方なく列で待つ事に(涙)。タクシー乗り場、屋根はあれど屋外。スマホで外気温を見たらマイナス7度!!!!しかも雪まで降って来た(凍)。ひたすらジタバタしながら待つ待つ待つ。

26:00近く、やっとタクシーに乗車!10分後ホテルに到着。部屋をすっごく温かくしていてくれて、ベッドにまで電気毛布が……シャワーを浴び、即死(笑)。

12月31日

早朝起床。

実は私、韓国に来る度にやる事があります。それが「肌管理」。要は肌のお手入れ。シミ取りとかそんな単純な事は勿論、日本では高くて手が出せないレーザー治療なども高い技術で安価で受けれる所が多いので、私は年に1~2回渡韓の度に年齢に応じた「ウェルエイジング」を目指して肌を専門家に診てもらう様にしています。

その予約がソウル・江南の美容皮膚科で10:00~。宿泊したのは仁川。大晦日はまず移動から開始。空港バスで直接江南に入り、2時間程の滞在で医院を後にし、ここからが私の正月休暇の開始です!!!!!でも、肌のお手入れの赤みと腫れ防止に、顔中再生テープ(肌色のシリコンテープ)だらけだよ(笑)!!そしてこの日寒すぎたよ!最高気温マイナス4度って何(苦笑)!!

正午

物欲はとんでもなく少ない方の人間なのだけど、唯一どうしても買いたかった物を見に観光地でも有名な「南大門市場」へ。ここは、衣類、雑貨を中心とした問屋の集まる一帯で、韓国旅行に行く人の殆どが足を伸ばす「明洞(ミョンドン)」からも徒歩7~8分の立地。

ここに急ぎ何を買いに行ったかと言うと……愛する姪(3才)と甥(1才)の服(あ。私自他ともに認めるスーパーおば馬鹿です)。この南大門市場の一角、実は子供服問屋だけが何百軒と入ったビルが何棟もあり午前から夕方早い時間は一般小売りもしてくれるのです。値段は激安・クオリティも高く、多少の韓国語が出来れば値段交渉や掘り出し物を見付ける事も可能!私も初めて訪れたのだけど……マジで信じられない店舗数で(汗)全く選びきれず、服屋のママと話盛り上がってる内にタイムアウト(苦笑)。翌日・元旦は韓国祝日で市場お休みの為、2日にリベンジを誓って市場を後にしたのでした……。

その後、徒歩で向かったのが忠武路(チュンムロ)駅。ここは地下鉄直結で「大韓劇場」というシネコンに行けるのです。行き当たりばったりで何か映画を観ようとシアターに入った所、丁度良い時間に観たかった作品が!

『チョンムン(天文)空に問う』

日本でも人気の高いチェ・ミンシクとハン・ソッキュがあの『シュリ』以来20年振り共演を果たした話題作。ハン・ソッキュ演じる世宗大王(今の韓国紙幣も世宗大王)はこれからの国の繁栄の為に、朝鮮の「時間」を作ろうとしていたところ出逢ったのが、身分の低い出である天才科学チャン・ヨンシル(チェ・ミンシク演)。その二人の何十年に渡る親交と敬愛、時代に翻弄されながらも生き抜く様子が描かれている。

12月末封切とはいえ、初動で70万人の観客動員を記録。大スペクタクル映画では全く無いが、この名優二人の演技合戦だけ観るにしても、充分にお釣りが来る!!!きっと日本でも公開される筈!

観終わったら既に20時も過ぎた頃。

年末からずっとまともに寝ていなかった為、早く眠りたいと宿に向かう。私の年越し宿は「新沙駅」6番出口からすぐのゲストハウス。着くと……ゲストハウスの入ったビル一階が若者と黒服のスタッフで溢れてて……またもや嫌な予感(汗)。部屋に入って落ち着いた頃。

……やっぱり!!!!!!

ドゥン!ドゥンドゥンドゥン!!ドゥドゥドゥン!!!!!!!

ビルの地下、ナイトクラブやった(涙)めちゃくちゃうるさい(号泣)!!しかもこの日は12・31や!New Year Partyやん!!!絶対朝までこんなんやん!!!!!

私は元旦、早朝起床なのよ!!

何故って……元旦深夜便で下村勇二監督と太田Pが急遽この旅に加わる事になったから(嬉驚)!!!!!!!!!

“下村勇二監督 勢いづく韓国映画を観る為、大晦日”屋敷紘子の韓国映画旅”に参入![アジア映画・美容に酒飯 2泊3日の語り旅 零編]” への1件のコメント

  1. サガエ より:

    既に、去年以上の大冒険。

    ブログの内容を丁寧に追っていくと、最高の韓国ガイドになるのだ。

    次回が楽しみ!

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