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ブログ下村勇二監督 “老舗名門映画館で韓国映画を堪能” どこかレトロな韓国旅 最終話【”屋敷紘子”がガイドします!】
『ソウル劇場』
1979年開館の、歴史ある老舗名門映画館。日本と同じくシネマコンプレックスが席巻し単館映画館が閉館していく中、今でも人気映画館として健在。今でも、地下1~8階・全12スクリーンで映画を楽しむことが出来る。今ではステージも兼ねており、現在は人気パフォーマンス集団「ペインターズ」の常設劇場となっている模様。屋敷もここ数年、韓国に映画を観に来る度に、ここで観れる作品はこの「ソウル劇場」梯子をする。一階にはカフェも併設され、近隣には食堂、コンビニ、屋台と、暇つぶしにも困らないのだ。
感慨深そうに映画館一階ロビーを見渡す二人。ダークブラウンを基調としたシックで素敵なロビー。歴代韓国映画のポスターなども飾られている。
上映まで45分程あったけど先にチケットを買う。私が韓国の電話番号を持っていたらネット購入出来るのだけど、無いのでカウンターで。席の場所は下村さんに選んで頂いた。その後、まだ時間があるので「ソウル劇場」界隈の散策に出掛ける。
この「鍾路3街」界隈は、ポッサム(ゆで豚料理)専門店街始め、美味しいお店の密集地帯。そして夜にはテント屋台「ポジャンマチャ」が所狭しと立つ事から、この辺りは「鍾路3路ポジャンマチャ通り」と呼ばれている。
まだ明るい時間だったので直ぐ裏通りを抜け、ドラッグストア「オリーブヤング」へ。私の美容皮膚科の話を最初不可思議そうに聞いていたんだけど、折角韓国に来たので簡単なスキンケア用品を見てみたいと……日本では化粧水すらしないというのに、何て素直で素敵な兄さま達なのでしょう(驚)!
美容体験の記事は
↓↓↓↓
https://wiiber.com/2020/01/09/yashki-15/
そして入ったオリヤンに、たまたま今韓国でも人気のメンズ肌ケアブランド「DTRT」があったので、お二人共にお揃いで購入!その他にもいくつか見た後に劇場に向かう~……手前で、私はソウル劇場で映画観る時お決まりの屋台で、ホットック購入。超メジャーな観光地でも無いので、屋台も安い!
下村「俺も食べてみたい」
太田「さっきカルグクスあれだけ食べたのによく食べれるね(苦笑)」
結局、ノクチャ(緑茶)ホットック1000ウォン(約100円)、とスス(きび)ホットック1500ウォン(約150円)を一枚ずつ購入。
下村「あ、美味しい~」
太田「….勇ちゃん一口頂戴~♪」そうなりますね(笑)
そして待ちに待った『白頭山』上映!!!
*映画『白頭山 (ペクドゥサン) 』
昨年日本でも公開された『神と共に』シリーズ(韓国では第一章、第二章累計観客動員数2700万人だからね!?何この数字!!)を製作したスタジオが制作費300億ウォン(約30億円)と投じた最新作。実際に北朝鮮と中国国境にある白頭山(2000メートル級)が史上最大規模の噴火を起こす。有識者の調べで、一回の噴火では終わらず、このままでは朝鮮半島全土が壊滅するやも知れぬ危機的状況下で、最後の爆発を防ぐ為国の存続を懸けた作戦が始まる……!!という、THEディザスタームービーの中に、更に翻弄される人々が自らの運命と強く向かい合う様子が描き込まれたエンターテイメント大作。
ハ・ジョンウ、イ・ビョンホン、チョン・ヘジン、ぺ・スジ、そして我らの愛するマ・ドンソク先輩!!!!!こんな豪華キャストの熱演と、その緊迫感凄まじい映像と人間ドラマで既に大ヒット。2019年12月19日に封切られ、2020年1月6日の公開18日目時点で、観客動員は既に約750万人。30億の制作費にも関わらず、既に黒字に転じた事がニュースになっていた……。桁が違い過ぎる~……。。。。。
終映。劇場が一気に明るくなる。
下村「(大きく一息付き)……面白かった~……予想してたストーリー展開と少し違ったけど、面白かったね~!!!」
下村さんも太田さんも、勿論韓国語は分かりませんし、字幕も無い。台詞の詳細は分からずとも、それでも凄く楽しめた様子!!私も韓国語中級以下位のダメダメ語学力なのですが、それでもいつも思うのは「面白い映画は言葉が少々分からなくても、やっぱり面白い!」という事。
実は私が韓国に映画旅に来る時は、3日間で4~5本の韓国映画を観倒します。しかし、この年末年始の韓国映画は『白頭山』と『天文』位しか目玉が無く、後は日本でも公開される洋画ばかりだった為、今回の映画旅の映画は『天文』と『白頭山』で打ち止め!本数少なくてごめんなさい!!
20時前に「ソウル劇場」を後にして外に出たら、二時間前とは別の光景。赤いテントに優しい光が灯った「ポジャンマチャ」がずら~っと並んでいます!!
太田「夕食前に屋台で軽く呑まない!?」
下村「イイネ!俺も入ってみたい!」
という事で、まだ席が有りそうなポジャンマチャに入った所、めちゃくちゃ優しいお母さんが出迎えてくれた!
聞けば、お母さん4歳の頃から暫く大阪に住んでいた事があるらしく、ほんの少し日本語も覚えているという!下村さんの身体を指さしながら
「あたま、め、かみ、あし……うで!」と覚えてる日本語を教えてくれるキュートっぷり~!そこでビール二本とおでん、巻貝の煮物を注文して冷めやらぬ映画トークをしている間にあっという間に一時間経ってしまう(汗)。隣の席に来たおじさま達も「ウェルカムトゥコリア~!!」って下村さんと太田さんに握手しに来て下さるし……何か……色々温かい、ここ(涙)。
いよいよ、この大人のソウル旅も最後になります。この旅に急遽参加すると決めた時から、太田さんが「韓国では勇ちゃんに好きな物沢山食べて貰いたいんだ!」という愛情にお応えしたく、タクシーで「新沙駅」へ。さっきポジャンマチャで結構食べてしまった為(結構量あったの!)一旦夜の新沙駅~お洒落な通りで有名なカロスキルをぶらぶらお散歩。
途中、お土産購入に便利な韓国のDAISO(日本のとは全然違います!めちゃくちゃ可愛い!!)と雑貨屋さんのARTBOXに立ち寄ると……意外な事に買い物してるのは下村さん(笑)。太田さんは隣で「勇ちゃんこれは!?」と、一緒に品定めをしてます。どれだけ仲良しなのよ(笑)!
そして22時過ぎ。最後の晩餐に向かったのが新沙駅ほど近くにある、「カンジャンケジャン通り」!!日本人にも大変人気の料理、ワタリガニの醤油漬けは卵を抱えた冬が旬。
そんなカンジャンケジャンと、下村さんの好きな海産物が全~~部入った「へムルタン(海鮮鍋)」が両方美味しい名店「元祖馬山ハルメアグチム」を事前に調べてあったのでそこに向かう。週末は並ばないとどのお店も入れない様な場所なんだけど、平日夜遅くなのでそこまで混んでも無く、広い座敷席を自由に使える事に!
早速、カンジャンケジャン(大)と、へムルタン(中)、ビールを注文。これで旅も終わるのかと思うと異様な寂しさがある中(私はね!二人は知らない笑)乾杯。く~……心に沁みる味だねぇ……。
ってな所に、堂々としたオーラを放って「カンジャンケジャン」降臨!!!!!
やっば!!めっちゃ美味しそう!!一瞬でしんみりした雰囲気なんか飛んでしまって(笑)全員で食い気に走ります!!カンジャンケジャンは手掴みで蟹の身を押し出し、豪快に吸いつくす!そして味噌のある甲羅は、中にご飯とちぎった海苔をぶち込み、スプーンで混ぜて食す!!!二人共「旨!!!」しか言わない(笑)。
そこへ追い打ちをかける様に、「へムルタン」も到着!鍋の中にはまだ生きて必死で逃げ出そうとしている活タコが(苦笑)。店員の優しい笑顔のお兄さんによって、無情にもコンロに火が着けられ……見るからに絶品海鮮鍋へと変化していきます(笑)。
この「へムルタン」タコ、イイダコ、エビ、イカ、貝類、魚などなど、正に海鮮オールスターといったところで、下村さんは想像通りの大喜び!太田さんも嬉しそう~(o^―^o)
ビール2本なんて秒で空いてしまい、この頃にはマッコリにチェンジ。この時も下村さんが誰よりもモリモリ召し上がってた上に、屋敷より、太田さんよりマッコリ召し上がってたの(驚)!!マッコリって……カルピスじゃないよ(苦笑)!?アルコール6%よ!?
大きなマッコリ1本空いた頃、既に25時を回っていた。切りも良いっちゃ良いんだけど…‥誰からともなく「もう一本だけ呑む?それで最後にしよう」と。
お店は26時迄。いよいよ、この旅も終りです。
旅の始まり↓↓↓↓
https://wiiber.com/2020/01/07/yashki-14/
26時過ぎ、タクシー乗り場で二人を見送ります。また東京でお会いする機会はあるとは思うけど、人生に二度同じ旅はありません。
二度と無いと知ってるからこそ、この瞬間精一杯楽しみ尽くしてやろうとして、本当に楽しみ尽くせた気がしてます。普段から独りで旅する事が多いのですが、お仕事の大先輩達とは言え、旅の感覚が共有出来た事が……本当に幸せでした。一緒に旅出来る人って、実はそう簡単に出逢えないと思ってるので。
この時間が二人にとっても楽しい時間であった事を、心から願います。また戦場に立つ日々が待ってますからね。
新年早々、長い長い旅ブログにお付き合い下さいまして本当に有難うございました!!もしこれを読んで、少しでも一緒に旅した気分になって頂けてたら本当に嬉しいですし、機会があったら是非、気ままな大人旅にお出掛けになってみては如何でしょうか?大人だからこそ、時に自由になる時間が必要なのだと身を持って感じます。そして私達は気持ち新たに、また各々が終わらぬ映画の旅路に戻ります。
次回から、通常のWiiBERブログ!
「最高に楽しかったな~……」って浸りながら独り成田でスーツケース待ってたら、私のスーツケース車輪3個で登場したよ……なんでやねん(苦笑)。
太田Pから一言
僕自身よく旅をするのですが、旅する理由は「体験を買う為」お金で便利を買うのも良し、汗をかいて健やかな気持ちで不便さを楽しむのも良し、どちらも旅の醍醐味です。
下村勇二監督へ
少年の様な表情に心が癒されました。
屋敷紘子さんへ
密度の濃い旅のコーディネート有難う御座いました。
『狂武蔵』長かった種まき作業にも終わりが見え、2020年は出た芽に花を咲かす勝負の年。WiiBERブログの読者の皆様方 今年も宜しくお願い致します!!
狂武蔵 プロデューサー 太田誉志
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まさに大団円。
素晴らしい。