『狂武蔵』撮影時の肉体的・精神的トラウマで、刀を握るだけで吐き気が起きた坂口拓。 7年越しに呪縛から解き放たれたのかを聞いてみた!『坂口拓・下村勇二監督・太田Pに答えて頂きます!屋敷紘子の29の質問』

そもそも、一体どの様な経緯を辿り『狂武蔵』をもう一度甦らす事になったのか……読者の中には気になる方も居るだろう。

Q:14『狂武蔵』復活の経緯は?

太田「そもそも、勇ちゃん(下村勇二監督)が『狂武蔵』と坂口拓について僕にアプローチしてくれて、僕が心打たれた所から始まったんだよね」

下村「もっと話を戻すと、映画『狂武蔵』の権利って、撮影当時、坂口拓が所属していた俳優事務所にあったから、なかなか手が触れられなかった。2年前再会した太田が『RE:BORN』を観てくれて、それで『狂武蔵』という映画が眠っているって話をしたら、俺たちの気持ちを汲んでくれて、“もう一度この映画を復活させよう”って。実は彼(太田P)がお金を出して、権利を買い取ってくれたんだよね。そこからスタートした」

太田「お金で権利を買ったというより、僕は彼等の想いを買った。そこに至ったのは、下村勇二という人間の熱意が響いたわけですよ。だから当然『狂武蔵』の仕上げ(追撮監督等)は……勇ちゃんがやるんだって(笑)最初全然動かないからさぁ(一同笑)!最近上がったばかりの編集を見て……やっぱり下村勇二が手掛けた狂武蔵は素晴らしいんだよね。俺なんて、ファーストシーンで目頭熱くなっちゃって。改めて、勇ちゃんが創る作品は好きだなって、実感したよ」

Q:15 7年経ち、再び『狂武蔵』の現場に立った感想は?

坂口「7年前はただワンカットでやったでしょ?今回は更なるドラマも、カット割もあって新鮮さも少しはあった。ただやっぱり、自分の中では“終わったもの”をやってる、っていう感覚はあったね。終わったものをケツ叩かれてやってる、みたいなね(苦笑)。それでも、何かね……これにて『狂武蔵』の撮影は全て終わりですってなった時は、来るものがあったけどね、俺の中でね。その時に初めて思ったのかな、“あ~そっか、『狂武蔵』が今本当に終わったんだ”ってね。そう実感した時に、こみ上げるものはやっぱりあったね」

Q:16 7年越しに呪縛から解き放たれた様な?

坂口「確かに……今、刀振っても何ともないもんね(※)。確かにそうなのかも知れな

い」

(※)坂口は7年前の77分ワンカットでの『狂武蔵』撮影時の肉体的・精神的トラウマで、刀を握るだけで吐き気が起きたりと、解けぬ苦しみを抱えていたそうだ。

この次のブログからは、坂口拓・下村勇二・太田Pの更に時間を遡ったパーソナルスペースに踏み込んでみたいと思います!!

坂口拓・下村勇二監督・太田Pに答えて頂きます!屋敷紘子の29の質問』

次回7月13日(土曜)PM7:30!!

“『狂武蔵』撮影時の肉体的・精神的トラウマで、刀を握るだけで吐き気が起きた坂口拓。 7年越しに呪縛から解き放たれたのかを聞いてみた!『坂口拓・下村勇二監督・太田Pに答えて頂きます!屋敷紘子の29の質問』” への6件のフィードバック

  1. まっきー より:

    漢が漢に惚れると言いますか惚れあうといいますか
    同質結集なんでしょうね
    とにかくみな核がしっかりして熱いものを持ってますな
    お互いに持ってない部分を補ってるような
    とても素敵な関係性です

  2. にゃん丸 より:

    TAK∴さんが笑顔で刀を握れるよぅになって良かった。

    TAK∴さんの可能性を信じた下村監督はやっぱり正しかった。
    TAK∴さんと下村監督の『狂武蔵』への熱意に魅せられた太田Pの漢気も格好良く…
    夢を実現させる事をきれいな話だけではなく、辛く苦しぃ事もあるんだよと
    でも、やりたぃ事だから頑張ってるんだよと皆が皆違ぅ角度から出し惜しむ事なく素直に見せてくれてるから惹かれてしまぅ。
    主役のTAK∴さんだけでなく、関わった人達・ファンにも大切に思ぃ感謝の気持ちが溢れてるのが伝わってきて胸が熱くなる。

    きっと同じよぅな熱意を持ってる人には『間違ってなかった』と自信となり、何か足りなぃけど…と気持ちが燻ってる人にとっては希望となる。
    本当に背中で語ってくれる漢達なんだと。
    知れば知るだけ好きになってしまぅ。

    完成を心待ちにしている反面…
    寂しさに似た感情も見え隠れするのだけど、それは笑顔で刀を握れるよぅになったTAK∴さんと共に更に進化していく皆さんに期待しちゃいます♪

    もっとファンの心を揺さぶって下さぃ☆

    素敵な写真や言葉…
    いつもありがとぅござぃます。

  3. 観劇者 より:

    眠っていた映像は、ずっと昔に生きていた、一人の侍の死闘をドキュメンタリーで見ている感覚に襲われ……
    対して、7年の時を経て甦った特報映像には、戦いの一大エンタテインメント作品として目を奪われる。

    拓さんの佇まいや魅せ方は“戦劇者“という言葉そのものでしたし、そうした最高の演出を叶える監督や太田Pほか最狂の布陣があっての“蘇生”なんだよな……なんて、何度も44秒をリピートしながら、また未曾有の質疑応答を辿りながら、感慨に更ける日々でございます。本当にしみじみ凄いことですよね。

    公開の日まで、作品の裏側や奥の奥、地下深くまで、次々と明かされる真実に驚き&ジワりながら、手ぐすね引きまくって待機したいと思います。

    ※気づけばとりとめのない長文になっていて……酔ってもないのにすみません(笑)

    • 太田P より:

      コメント有難うございます!
      チーム一同励みになります。
      今後も宜しくお願い致します。

      太田P

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